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日本の核武装ー不安のある状態に耐えられず、それを埋めるために国家を持ち出し核武装を言うのは、周囲も自分をも不幸にするだけ

 終戦記念日に、核をテーマにNHKで放映された討論番組「日本の、これから」を見た感想を述べたエントリーに、コメントをいただいた。そのコメントへの返答として、このエントリーを起こす。

 私が書いたそのエントリーは、核廃絶を実現するには、その意志を表明し、武力に寄らない行動を起こすところからしか始まらないという趣旨だ。それについて「既に手遅れだ」というコメントをいただいた。この方は、自身の主張を上げた自らのブログのリンクも張っていただいたので、それも読ませていただいた。この方の主張は、北朝鮮のみならず世界の主要国、中立国さえ核に手を染めている、日本も核武装しないと、そういう世界の諸国と渡り合えないという内容だと理解した。

 基本的に、私とこの方との意見の違いは、現状の世界情勢をどう認識しているかの差から始まっていると感じた。とはいえ、世界の諸国が何らかの形で核に関わっているという認識は私も持っている。意図的ではないにせよ、結果として日本だって核に関わっている可能性があるというのが私の認識だ。その点については違和感はない。

 しかし、だから「既に手遅れだ」というのがよく分からない。何を根拠にそう判断されているのかが分からない。そのあたりをもっと説明してくれると助かるのだが。このことについてよく「手遅れだ」という人は他にもいるが、何を根拠にそう言っているのか、いくら聞いてもはっきりしないので。

1971年沖縄返還協定で元外務省職員が密約の存在認める

密約の存在認める 沖縄返還で外務省元局長 from 共同通信 - goo ニュース 2006.2.8

 昨日帰宅して東京新聞の夕刊(2月8日付)をなにげなく見ていたら、第2社会面の中ほどに小さく乗っていたのを偶然見つけた。ちょっと読んで、これってあの西山事件のこと(リンク先はウィキペディア)だよなあ、と思いつつ読み進めていくと、同じ記事に確かにその記述があった。