タグ「強行採決」が付けられているもの


教育基本法改定案、「強行採決」

 「やらせ」質問を仕込んで、国民から意見を聞いた形だけ作って、都合の悪い質疑にはまともに答えないまま、数と審議にかけた時間数だけを頼りに「採決」された教育基本法改定案。これが成立すると、「やらせ」で他者の意見をねじまげ、都合の悪いことはスルーするような人間が、「愛国心」や「公共の精神」とやらを、教育を通じて国民に植えつけるためにいろいろしてくることに、「法律的根拠」が与えられるってことになるのだな。なんとも「美しい国」になったものよ。

 こういう人間は、とにもかくにも法律を変えて根拠を与えれば何やってもいい、と考えているように見える。そんなことして教育に介入したところで、そう遠くないうちに破綻することは目に見えていると思うのだが。

 いずれにしろ舞台は参議院へ。突っ込みどころを山積みしたまま法案を通すわけには行くまい。

共謀罪は廃案に! 強行採決はするな!

 「共謀罪」創設法案をめぐり、どうやら事態はいよいよ切迫してきた模様。
 自公両党は今日の衆議院法務委員会で強行採決をする構えらしい。
 共謀罪法案、与党が強行採決へ from 朝日新聞 2006.5.19

 ということで、法務委員会の所属全委員に以下のようなFAXを送った。

 衆議院法務委員会委員 各位

「共謀罪」法案は廃案に! 強行採決はするな!

 話し合うだけ、目配せだけで罪になる「共謀罪」法案は、日本国憲法に違反します。人の心の中のことを処罰しようとするこの法案は、適用範囲があいまいにならざるを得ず、際限なく拡大解釈されかねない重大な危険性をはらんでいます。これが成立してしまうと、「治安」「安全」の名の下に、国民同士が相互に監視しあうような不自由な社会になってしまいます。
 「共謀罪」法案は廃案にするしかありません。今日2006年5月19日の採決は絶対にやめるべきです。民意を反映していない「数の力」で強引に採決すれば、政府・与党(自民党・公明党)に戦後最悪の汚点が残ります。ただでさえ息詰まるような現在の日本社会が、さらに自由にものが言えぬ監視・統制社会に成り果てるのはごめんです。

FAX送信に際し、ペガサス・ブログ版のエントリ「共謀罪阻止FAXアクション」を参考にさせていただきました。ありがとうございます。

 あと、強行採決された場合には、今日5月19日17:30より衆議院議員面会所で緊急抗議集会が開かれるとのこと。どうも行かなければいけない状況なので、これから行って来ます。緊急集会の詳しいことは、「盗聴法<組対法>に反対する市民連絡会」のイベント情報を参照ください。