NHK番組に中川昭・安倍氏「内容偏り」 幹部呼び指摘(朝日新聞) from goo ニュース 2005.1.12
社説=放送番組介入 憲法のイロハを無視 from 東京新聞 2005.1.13
NHK従軍慰安婦番組改ざん/奇怪な弁明はじめた from しんぶん赤旗 2005.1.15
まず、この問題について、告発することを決断したNHKのチーフプロデューサー氏に敬意を表したい。想像されるあらゆる不利益を引き受けようという覚悟はいかほどのものか、本当に想像つかないが、この行動が日ごろ「世の中をよくしたい」と思っている人々を励ますものになっただろうと信ずる。
この事件の問題点は、番組の内容に関係なく、権力を背景にした人間(政治家や組織経営幹部)が放送内容に関して事前に「意見」したことにある。番組の内容が偏向しているとかしていないとかいうことが問題なのではない。
その観点から見て、安倍・中川両氏の行為が「介入」でなければなんなのだろうと思う。放送法に言う「政治的に公平であること」(第3条の2の2=法庫より)ということは、第3者からの事前の干渉から自由であるということ。それを破ったことが問題なのだ。放送された後に、番組に対する批判を行うなら、こういう問題はおこらなかったであろうはずなのに。
番組制作に第3者が介入しないことと、その番組が公開されてそれに対する批判や評価が第3者によって自由に行われることをもって、政治的公平が担保されるものであり、いくら内容が気に入らないといって、第3者(特に権力をもった者)が事前に「意見」することは、政治的公平を損なうものにしかならない。
で、どうも御両人とNHK上層部は「介入」問題について「一切を否定する」方向に向かう模様。しかし、どうにも矛盾は隠せないようだ。いったいどうするんでしょうね、この先。
さらに安倍氏、自分のサイトでこんなこと言っています。
朝日新聞の記事『NHK番組に中川昭・安倍氏「内容偏り」 幹部呼び指摘』に関し from 安倍晋三ホームページ 2005.1.12
安倍晋三氏本人の声です。「反日の構造」に対する戦闘宣言であって、弁明ではありません。 from ★阿修羅♪ 2005.1.14
感想しか言わないが、これが曲がりなりにも「保守」を名乗る政治家の言葉か?と思う。「偏向」とか「工作宣伝活動」とか「薄汚い意図」とか・・・う?ん。昔の「保守」政治家は、主張はともかく、もっときちんと「言葉」を使っていたと思うのだが・・・
まさにこの番組の内容が問題なのでしょうね。
つまり、放送法に抵触する、と。
放送法では報道の自由と同時に公正・中立が謳われています。
つまり、公正でない報道の自由はない、ということです。
告発するのは良いのですが、いったい番組が公正なのかどうか、という視点抜きにこの問題は語れませんね。
現場の暴走を止める事の出来ないNHKには報道の自由を言う資格はありません。
むしろ、政治家を利用してやっと偏った番組の修正が出来るというミットモナイ状態ですね。
報道機関に報道の自由など無く、彼らは監視対象である事を知るべきです。
惜しむらくは、長井氏の会見の発言がよりにもよって松井やより氏が残した文章と食い違ってしまったことでしょう。
勇気ある行動だっただけに残念です・・・。
長井氏の会見:
29日前日から政治的な圧力を背景とした作り直しが行われた。
29日に松尾氏と野島氏が、安倍氏・中川氏に説明に行き、異例の試写、議論があった後、
番組の大幅な作り変え(44分が40分に)を命じられた。
http://www.videonews.com/
http://www.videonews.com/asx/011305_nagai_300.asx
松井やより氏の文章:
その後明らかになったのは、12月27日に制作された番組を1月19日に見た担当部長が「法廷に距離が近すぎる」と修正を命じ、
その結果24日にできた完成納品版をさらに修正した台本で28日出演者の一人にコメントの取り直しをさせ、同日わざわざ右翼学者のインタビューを急遽追加して、
「法廷」たたき、「慰安婦」たたき発言をさせたのです。
http://www1.jca.apc.org/vaww-net-japan/nhk/etv2001.html
うーん。NHKは国民の受信料で成り立っているわけだから、国民の代表である政治家がNHKに説明を受け多少の意見を言う事は当たり前だと思うのですが。
違いますかね?
告発した長井氏の出自が明らかになりつつありますね。
こうした特殊思想の持ち主を現場に抱える放送局にはもっとしっかり意見を言う必要があります。
政治家だけでなく、市民がきっちり監視して偏向放送を行わないように監視しないといけないですね。
この事件で問題なのは、番組の内容に事前に「介入」したかどうかであって、番組の内容そのものではありません。
番組の内容について「意見」を言いたいのなら、公開された後(放送後)に思う存分言えばいいことです。しかし、第3者が事前に「意見」して内容を変えさせるというのは、「検閲」に当たるわけで、これは放送法のみならず憲法(21条)に抵触する行為でしょう。ましてや「意見」したのが、政府与党の一員という「権力」をバックにした人間です。NHKに対して大きな影響を及ぼしうる立場の人間が、事前に「意見」するというのは「明らかな介入」であろうと考えます。
そうやって「事前の介入」=「検閲」がなされ、それによってできた番組が「政治的に公正中立」であるかどうかは、かなり疑わしいと思うのですがどうでしょうか。
そしてそれは、選挙で選ばれた国会議員とて同じことでしょう。その人の考えが、全国民を代表しているわけではないのですから。誰であろうと、事前に第3者の「介入」が許されるわけではないと思います。
ちなみに、番組が公開された後ならば、いくらでも評価・批判することはかまわないし、むしろ積極的に評価・批判されるべきだと思います。今回の件で言えば、反論の番組なりを制作して公開すればよいことです。それによって違う視点からの見解を提供するのですから、それこそバランスをとることになるでしょう。そうやって意見を世に問い議論していくことが、いわゆる民主主義ではないでしょうか。公開前に「意見」して、公開予定の意見を変えさせるのは、どう考えても民主主義的ではないと思います。
あと、長井氏と松井やより氏の見解が違うとのことについても、未確認ながら2001年1月下旬(1月29日よりも前)に安倍・中川両氏から放送中止要求があったという情報があります。これが事実なら、食い違いはないですね。いずれにしても、今はまだ双方の見解が明らかになった段階です。今後の検証の推移を見守っていく必要があると思っています。
さらに追加。
個人の思想信条まで問題視し始めたら、憲法で保証されている「思想信条の自由」そのものまで問題視することになってしまいます。そうなったらもはや民主主義は死んだも同然です。
だいたい、今回の事件に、長井氏の出自や思想信条は関係ありません。ある特定の意図を持った第3者の事前の介入が問題なのであって、それを自覚していなさそうな安倍・中川氏両氏、さらにはNHK上層部の発言や姿勢が問題なのです。いま監視するべきは、このような人たちです。
長井氏個人の事や、番組の内容そのものを持ち出すのは、この事件の問題点を別のものにすり替えることにしかなりません。
放送法に抵触するような内容が「公開された後」じゃ遅いと思うがどうか。
事故が起こって被害が出てからどうにかするのではなく事故が起こる前に食い止めるのがまともなやり方で、安部、中川は例えるなら「事故を起こさないように」と言っただけでしょう。
実際出てから本当に抵触するような内容なら、出るところに出て裁けばよろしい。そもそも「公開されてからじゃ遅い」というのは、一体何がどう遅いのか。
遅いとして、放送法に抵触するような内容を出さないことは、安倍や中川に「言われなくても」やることでしょうから、じゃなぜ安倍や中川はそんなことを言わねばならないのでしょうね。
言わなくてもいいことをわざわざ言うことを、安倍や中川が意見を事前に表明していることと組み合わせずに(つまり、文脈から切り離して)理解して彼らの意図として読み取らないというのは、よほどの馬鹿以外いないでしょう。こういう奴は普通「鈍い」と言われますよね。
「放送法に違反しないように」と述べる事が検閲であるというのは強引に過ぎますよ。
だったら、何に関して検閲したというのですか?
検閲したいのなら、具体的にどこをどうしろと言及するのが確実なはずです。
29日に会う以前に、NHKは自主的に秦氏の意見を聞くなどの措置を取っている訳ですし。
それと、長井氏の告発は、中川氏とNHKが会ったのが放送後である事などから、
真偽が非常に怪しいものです。安倍氏も内容の殆どが「伝聞」である事を批判しています。
現時点で検閲と決め付ける証拠は何もありませんよ。
>「放送法に違反しないように」と述べる事が検閲であるというのは強引に過ぎますよ。
>現時点で検閲と決め付ける証拠は何もありませんよ。
同意です。
まったくもってその通りだと思いますな。
俺が思うに「事件」は3つほど同時進行しているんじゃないでしょうか。
1.NHKが明らかに放送法に抵触すると思われる偏向番組を制作した(→内輪もめ)。
2.で、これをネタに邪魔な政治家を失脚させようとしてる連中が今まさに頑張ってる。
3.上記2つとは離れた場所で、朝日が捏造報道やっちゃって大慌てでモミ消してる。
朝日は逃げ切りかな?
メディアはこぞって「権力が報道の自由を!」みたいな印象操作してるけど、
そんなのにコロッとイかれちゃうのはアレな人なんだろうなあ。
なんて思います。
そもそも報道の役割の本質的な部分は、国民が権力を委託している政治家たちをきちんと監視するところにあることを忘れてはいけません。監視対象である政治家に、よりにもよって番組放送についておうかがいを立てるということがどれほど主客転倒なことか、それを考えれば今回の事態の異常さが浮き彫りになります。番組の内容について反感を持つ人たちが権力側をフォローしたくなる感情は分かりますが、その議論はまた別の問題です。
で、報道はだれが監視するんでしょう?
政治家も報道も基本的に自由かつ立場は対等で、お互いに「何をやっちゃいけないか」が法によって定められてるのではないでしょうか?
現状分かっている範囲では、阿部氏のしたことは憲法で禁じられた「検閲」の用件をとてもじゃないが満たしえない、これ以上何か言うのであれば告発側が証拠を出すべきです。
ちなみに、NHKが政治家と会う事は他にも良くある事だったそうです。
それが何故今回だけ問題視されたんでしょうね?
やはり、安倍氏の言う通り、何らかの意図を感じざるを得ないと思いますが。
>で、報道はだれが監視するんでしょう?
もちろん市民です。政治家ではありません。言うまでもありませんが。
>国民の代表である政治家がNHKに説明を受け多少の意見を言う事は当たり前
政治家が常に有権者の利益を代表して動いてくれると信じる無邪気な人がいるようですが、国民の代表であるからこそ監視されねばならないのが政治家であって、市民にとってその手段は報道です。政治家がメディアを糾すのは本末転倒でしょう。そしてメディアがちゃんと権力監視の役割を果たしているかどうかを監視するのが、市民の役割です。
政治家が我々に替わって検閲したって良いよね。
この暗黒法廷の主催者達の検閲は不問に付すのに変だよね。
我々がこうした犯罪報道を事前に阻止するために、放送局は報道の前に全て試写を行う必要がありますね。
>放送法に言う「政治的に公平であること」(第3条の2の2=法庫より)ということは、第3者からの事前の干渉から自由であるということ。
これは法解釈の違いもあり一概には言えませんが、下記のサイトの解釈によれば3条の2は、放送番組についての既定とされているようですし、私自身も番組の無いように関してのことと認識しています
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E9%80%81%E6%B3%95
故に
>第3者からの事前の干渉から自由であるということ。
は成り立たないと思われます
>この事件で問題なのは、番組の内容に事前に「介入」したかどうかであって、番組の内容そのものではありません。
今度の件は始めに番組ありきで、この番組が制作されなければ介入したかどうかの議論は起こらなかったでしょう、故に番組の内容と事前介入とは切り離せないでしょう。
>未確認ながら2001年1月下旬(1月29日よりも前)に安倍・中川両氏から放送中止要求があったという情報があります
確認されている情報では、安倍氏は1/29中川氏は2/2に番組内容に関する発言を行っているようですが。
>個人の思想信条まで?
個人がどのような思想・信条を持とうが構いませんが、その思想・信条によって(修正されるまで)固められた番組を制作し放映しようとする事は、政治的に公平な番組になるとは思えません
>実際出てから本当に抵触するような内容なら、出るところに出て裁けばよろしい。
番組内容が放送法に抵触した場合、何らかの処罰対象になりえるので、事前にチェックし再編集を行うのは当然ですね。
放送法と言えども法律なので、抵触すると言う事はつまり違法である、という事はご理解いただけると思いますが。
>そもそも「公開されてからじゃ遅い」というのは、一体何がどう遅いのか
放送されて、その内容が放送法に抵触していると判明した場合、当然放送局の信頼・信用は落ちますね、そうなってからじゃ’遅い’んです。
>安倍や中川に「言われなくても」やることでしょうから
安倍氏の発言は1/29、実際に再編集を開始したのは1/19
言われなくてもやっているようですね。
>安倍や中川はそんなことを言わねばならないのでしょうね。
安倍氏の発言によれば、NHK側の人間が当該番組の内容を説明をした、とあります。
安倍氏は、放送法の公平・中立の立場から逸れないように心がけてください、という内容の発言を行ったようです。
中川氏に関しては、放送後なので問題は無いでしょう。
>ちなみに、番組が公開された後ならば、いくらでも評価・批判することはかまわないし・・・
>>jinne様
書き込みを拝見しましたが、今回の論点とは別の事について論じているように見受けられます。
今回の事件の論点は「ある番組の内容が、製作サイドが完成させたものを、政治家が事前に番組内容に対して(暗に?)修正を要求したかどうか」だと思います。
報道の役割の本質的な部分などについては一切論じられていませんので、論点に沿った書き込みをしては如何でしょうか。
この事件のテンプレ作ってます
▼[テンプレ] スクープ!安倍晋三『報ステ』発言が完全崩壊! (抜粋)
http://d.hatena.ne.jp/claw/20050117#p1
【ウソ】「被告と被告側の弁護人がいない」
⇒ 当時の首相・森嘉朗氏に被告側弁護人(被告代理人)の出廷を要請している。
「アミカスキュリエ」(法廷助言人)により被告側の主張は明確に紹介された。
【ウソ】「裁判自体、とんでもない模擬裁判。模擬裁判ともいえない裁判」
⇒女性国際戦犯法廷は民衆法廷であり、戦時性暴力の事実関係・責任問題を
国際法などに基づき解明するもの。国連人権委が紹介した実績も。
【中傷】「女性国際戦犯法廷は北朝鮮の大きな工作の中の一部」
⇒ 拉致問題が問題化したのは2002年9月17日の日朝首脳会談以後。
「法廷」が開かれたのは2000年12月。表面化もしていないのに「拉致問題の鎮静化」?(藁)
【ウソ】「工作活動していると認定された北朝鮮の人間を検事にしている」
⇒ 首席検事はアフリカ系米国人とオーストラリア人。そもそも北朝鮮検事団が存在しない。
「南北コリア検事団」(団長は韓国の検事)が結成されていたからだ。(藁)
ほかにもいろいろ。
http://d.hatena.ne.jp/claw/20050116 (ジャンル分けしたもの)
http://d.hatena.ne.jp/claw/20050115 (いろいろ)
http://d.hatena.ne.jp/claw/20050114 (いろいろ)
報道の本質が権力の監視?
真実をありのままに伝える方がずっと大事でしょう。ていうか当たり前の事ですが。
自民党の他の政治家数人も番組についての説明を受けたと言っています。
民放では、朝鮮総連や韓国大使館に意見を伺った事があると言ったアナウンサーもいます。
今回の問題がイケナイと言うなら、全放送局が有罪ですね。
そう主張するなら、まだ分からなくもないですが。
ちょっとアクセスしないうちにTBとコメント欄がすごいことになってる(汗)。とりあえず昼休みなので、書けることをちょっとだけ。
このエントリーにトラックバックをくださった「雑食系ブログ。」さんが、「安部晋三氏らがNHKの放送番組に干渉した問題について少しだけ(3)」というエントリーで、「公平」についての郵政相(現・総務省)の見解を検証されているのを参考に考えてみます。
(ちなみに、私も国会議事録検索システム(※)を検索してみましたが、放送法の「政治的に公平」の解釈について政府の見解が一番よく出ているのは、「雑食系ブログ。」さんが取り上げている昭和40年3月11日開催の第48国会逓信委員会第7号の議事録だと思いますので、これを元に話を進めます。)
放送法における「政治的に公平」とは、多様な意見をバランスよく提供することであるでしょう。政府の解釈を要約すると「全体の放送計画の中で、多様な政治的意見をバランスよく提供する」ことが公平であって、個別の番組に多様な見解を詰め込むことではない、と考えられます。ひとつひとつの番組自体は、全体の放送計画の構成要素になるのですから、例えば、ある問題に対してある見解を示す番組があったとしたら、一方でその番組とは異なる見解を示す番組が制作公開されれば、「政治的に公平」と言えるわけです。
今回の事件で、番組内容が「偏っている」ことを問題視する意見がありますが、そもそも「偏っている」という言い分自体、主観に基づくものです。「偏っているかいないか」「どう偏っているか」ということを議論しても、主観に基づく見解がベースなのだから、どうなれば公平か、などという結論はいつまでたっても出てきません。ある人にとって「思想的に中間」の意見でも、違う人からは「偏っている」と見えることは、当然のことながらよくあります。主観とはこういうものであり、これが「公平性」を測る「物差し」にはなりえないでしょう。
例えば、ある政策を決定するために、主観に基づく見解を交わして結論を得ることを目指すのは日常行われていることですが、その前提として、あらゆる見解がそれこそ公平に提示されている必要があるのは当然でしょう。しかし、ある見解が事前の第3者の介入によって内容が変えられたならば、その時点で公平でなくなるわけです。
今回の事件で問題になっているのはまさにこの点であり、事前の介入によって変えられた見解の内容のことそのものは別の問題なのです
よって、今回の事件の関連で「番組内容そのもの」について議論をすることは意味はありません。重要なのは内容がどう変えられたのかという点であって、内容の是非ではないのです。
この点を区別しない(できない?)限り、いつまで経っても話はかみ合いません。よって、この点で基本的な一致が見られないのなら、議論するだけ無駄です。番組内容やスタッフの構成に問題ありと思う方々は、ご自分でサイトを開くなりビラを作って配布されるなりして主張を展開されればよろしいかと思います。
放送法の「政治的に公平」というのは、「思想的に中立」ではない、ということです。
※=http://kokkai.ndl.go.jp/cgi-bin/KENSAKU/swk_logout.cgi?SESSION=3293
ちょっとといいつつ長くなってしまいました。すみません。
今回の問題で、問題にすべきは番組の内容ですね。
日本人ならまともに正視できないような内容の番組が流されようと言う日本の危機があったわけです。
報道の自由を縦におのれらの特殊な思想を宣伝しようと言う勢力がNHKに巣くっている事をあぶり出した事件でしたね。
介入のあるなしを云々する意見は、報道の自由マゾヒズムに犯された異常なものです。
放送は、我々もしくは我々の代理人たる政治家によってしっかり監視される対象です。
報道の自由はこの監視に耐える正当性、真実性を前提として成り立ちます。
たとえば、学校の給食には今後は犬のクソを出すべき、というキチガイじみた主張に基づく番組が国民のカネを使って制作された場合、これをまずは放送してみてから議論しよう、そういってるのと同じですよ。moony氏は。
それはmoony氏が食糞趣味である、という事以外の何も示してはいないのでは?
なんとまあ極端な例を出しちゃってもう。どうして、そんな話を私が言っていることになるのでしょうか。
とりあえずtk氏があの番組をどう評価しているかはよくわかりました。しかし、ご自身の主観の域を全く超えていないですね。主張の根拠が示されておりませんから。
もう一度書きますが、放送法における政治的公平性は多角的に意見を紹介・提供するということであり、それは放送計画全体の中で実現されるものです(これは政府の解釈です)。思想性の中立を求めるものではありません。
ある主張が「偏向している」という意見がある一方で、「それは偏向していない」とか「違う形で偏向している」などの意見も現実にあるのですから、じゃあ実際のところどうなんだ、ということを議論したりするためには、ある主張に対するさまざまな意見がきちんと提供されている必要があります。しかし、そのさまざまな意見が、一部でも「第3者の事前の介入」によって内容が変えられたら、その時点で公平性が失われます。今回の事件で問題になっているのはこの点です。
よって、「あの番組は日本をダメにする」などという主観に基づく主張は、今回の事件の問題点とは基本的に関係ありません。別問題なのです。
あの番組そのものについて論じたいのなら、ご自身でサイトを開くなりして議論の場を設けてみてはいかがでしょう。そうした方が問題点を整理できてよろしいかと思いますが。
ちなみに私は、あの番組の内容についてはよく知りませんので、内容そのものについては論評しておりませんし、議論するつもりもありません。だって「民衆法廷」がどういうものかも今まで知りませんでしたし。ただ、これまでにない取り組みのようですから、どんなものかをただいま勉強させてもらっています。
しかし、安倍氏もいただけませんね。氏の最近の見解を見ていると、介入したかどうかの疑問を一切スルーして、番組の内容や主催者の「資質」についてばかり話していますし。論点をそらそうとしているようにしか見えないですね。結局、安倍氏・中川氏が暗に言いたかったのは、「オレらの考えが入っていないぞ。けしからん」ということだったのでしょうか。
第48国会逓信委員会第7号の議事録の、該当部分を読み終わりました。
ついでにもう少しわかりやすくて読みやすい(笑)別の資料を
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/rvw/kouhei.html
こちらの
【資料4】 郵政省・江川晃正放送行政局長の答弁
【資料5】 総務省・麻生太郎総務大臣の答弁
に、公平とは放送番組全体についてバランスが取れているかどうかを判断し、その判断は郵政省(現総務省)が行う、とあります。
なので、放送する1つの番組のみに当てはまらない事がわかります。
つまり今回の番組内容自体は議論の対象外と言うmoony氏の見解は妥当でしたね。
となると今回の争点は、事実として安倍氏の発言以前から番組内容の改変作業が行われており、安倍氏の発言以降の改変作業が介入に価するかどうか、でしょう。
この件に関しては現在も高裁にて係争中ですので、その結果にお任せして、私は特に発言しないことにします。
まぁ今回の朝日新聞の報道の仕方に関しては、安倍氏同様疑問を感じては居ますが。
>政治家が我々に替わって検閲したって良いよね。
>放送は、我々もしくは我々の代理人たる政治家によってしっかり監視される対象。
こうした考えの人がかなりいるようで、驚きました。自分も報道業界の片隅に身を置く者の一人ですが、報道の役割が権力を監視することにあるのは世界的・歴史的な常識だと思っていましたので。メディアが政治家にお伺いを立てる状況になんら危機感を持たないばかりか、政治家がメディアを監視せよなどと主張する人がいることに、ただただ驚きです。
>Jurisさま
「報道の役割の本質的な部分などについては一切論じられてい」ないかどうか私は知りませんが、論じられていないとすればむしろ大きな問題です。だから私はこの論点で積極的に論じるべきだと考えています。
「ある番組の内容が、製作サイドが完成させたものを、政治家が事前に番組内容に対して(暗に?)修正を要求したかどうか」は、安倍氏や中川氏自身のこれまでの証言で明らかではないですか。何よりそれ以前に、NHKが番組の放送について政治家に了解を求めに行ったとこと自体が、報道機関として信じられないほど恥ずべき行為です。斉藤貴男氏がまさに今日の会見で指摘したように、NHKと政治家の間で「日常的にこうした関係があったこと」が大きな問題なのです。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/01/18/d20050118000149.html
NHKが朝日の取材に答えたNHK幹部に話を聴いたという記事ですが、
>再三にわたって『政治的な圧力は感じなかった』と言ったのに、まったく逆の政治的な圧力があったことを認める記述になっている」と答えました。
など、朝日が捏造を行ったかのような事を言っています。
安倍氏・中川氏・NHKも朝日の記事は間違っていると言っています。
口裏合わせをしたと言い張る人もいるでしょうが、
それならば朝日と告発者・長井氏にはそれを証明する責任があると思うのですが、如何でしょうか。
>例えば、ある問題に対してある見解を示す番組があったとしたら、一方でその番組とは異なる見解を示す番組が制作公開されれば、「政治的に公平」と言えるわけです。
現実として、そう主張している人間がどれだけいるんですかね?
朝日は「広義」などという卑怯な言い換えはしてますが、
「公平中立」が介入とは主張してませんし、
異なる見解を示す番組が制作されるなら大丈夫とも主張してません。
その上で番組の内容と介入の有無は無関係などと書いてます。
そこら辺はどう考えてますか?
>しかし、安倍氏もいただけませんね。氏の最近の見解を見ていると、介入したかどうかの疑問を一切スルーして、番組の内容や主催者の「資質」についてばかり話していますし。
・呼びつけた事実は無い
・NHK幹部と会った目的は予算の説明
・番組の説明を受けて公正中立にと言った
ちゃんと答えてるじゃないですか。
疑問に答えてないと言えるのは、どう考えても朝日新聞と告発者の長井氏ですよ。
あなたの目は節穴ですか?
>報道の役割が権力を監視することにあるのは世界的・歴史的な常識だと思っていましたので。
それ以前に問われているのは、
朝日新聞が真実を歪めた報道を行っている疑念がある事だと思いますが。
斉藤氏らジャーナリストはその点に全く無頓着のようですね。
それが報道関係者の姿勢なんでしょうか。
>斉藤貴男氏がまさに今日の会見で指摘したように、NHKと政治家の間で「日常的にこうした関係があったこと」が大きな問題なのです。
NHKと政治家の癒着が問題なら、最初からそう提起すべきなのに。
しかし、朝日新聞が主張しているのは政治家のNHKへの介入です。
今更方向転換しようとしても、ただの誤魔化しでしかないですね。
Juriさん、サイトの紹介ありがとうございます。確かにこちらのサイトのほうが読みやすいですね。
>今回の争点は、事実として安倍氏の発言以前から
>番組内容の改変作業が行われており、安倍氏の
>発言以降の改変作業が介入に価するかどうか、
>でしょう。
前段の件は裁判で係争中ですし、経過も知らないことが多いので私もコメントはしません。後段の件は、告発があって認識された問題ですから、いろいろと明らかになってくるのはこれからとみています。推移を見守りたいと思っています。
おるふさん。
長井氏と朝日新聞、そして安倍氏・中川氏・NHK幹部氏およびNHKの見解が出揃いつつあるので、これから双方の見解を比較検証していくことになるでしょう。お互いに相手の見解が違うので、双方がそれぞれ相手の言い分に対して事実はこうだと明らかにしていくことは必要だと私も思っています。ただし、長井氏と朝日新聞は、安倍氏・中川氏・NHKの見解に対し口裏あわせをしたのでは、とは言っていないですから、この点については、長井氏と朝日新聞は証明する必要はないと思います
長いので次に。
結局、報道に関わる人間というのは、自分たちの主張を好き勝手に述べる自由だけが重要で、何を報道するのか、ということはどうでもいい、と考える集団である事がはっきり分かりました。
「報道の役割が権力を監視することにあるのは世界的・歴史的な常識だと思っていましたので」
・・・驚愕すべき傲慢な意見ですね。
あなた達は、監視されていることに気づかないのですか?
前のコメントからの続きです。
おるふさん。
>現実として、そう主張している人間がどれだけいるんですかね?
政府の解釈から考えれば、「ある見解を示す番組に対して、異なる見解を示す番組を放映する」ことで、政治的公平は満たされる、と読めると思いますが、いかがでしょうか。もっとも政府の解釈が変わっている可能性もあるでしょうが、国会の議事録を検索した限りでは、近年この解釈を変更するような答弁はなされていないようなので、昭和40年の政府の答弁は今も生きていると考えてさしつかえないと思います。よって、政府の立場としては個別の番組に対して「偏向している」ということは出来ないはずです。それをやれば、放送法どころか憲法21条にも抵触してしまいますから。
朝日新聞の記事の基本的スタンスも同様でしょう。同紙18日付朝刊には東京本社社会部長の横井正彦氏の署名記事がありますが、そこでは、「この民衆法廷の性格や番組の内容については、両氏に限らず、多くの批判があった。しかし、こうした点は、今回の報道とは全く別次元の問題だ」と書かれています。このスタンスは、政府の放送法の解釈におおむね沿っていると受け取れますがどうでしょうか。
>・呼びつけた事実は無い
>・NHK幹部と会った目的は予算の説明
>・番組の説明を受けて公正中立にと言った
>ちゃんと答えてるじゃないですか。
残念ながら、ちゃんと答えていない点があります。
安倍氏は、12日の朝日新聞報道後のコメントで「明確に偏った内容であることが分かり私は、NHKがとりわけ求められている公正中立の立場で報道すべきではないかと指摘した」と言っておきながら、13日のコメントでは「『偏った内容だ』と指摘した事実も全くなく」と前日のコメントを否定しています。この変化について、私の知るかぎり安倍氏は説明していません。
私が知らないだけなのかもしれないので、これらについて安倍氏が釈明している報道なりがあれば教えていただきたいのですが、朝日新聞のこの指摘に対しては、まず安倍氏は事実を明らかにしなければなりますまい。中川氏も、当初は番組放映前に言ったとしていた内容を、あとから「放送した3日後」と修正していますが、その点についても中川氏が説明している情報を私は見ていません(まだ外国にいるからなのでしょうか)。朝日の記事が間違っているというなら、安倍・中川両氏は、このコメントの変化について説明をしなければいけないと考えるのが自然ではないでしょうか。
呼びつけたことについては、NHKの幹部氏が朝日の取材の答えた内容と、後日のNHKの調査で答えた内容が変わったことについて、どうして変わったのかを検証する必要が有るでしょう。この点について、朝日新聞は18日付朝刊で経過を明らかにしました。NHKは、内部調査の結果として発表しました。よって、これからは双方の見解を比較検討して、新たな疑問が出てくれば、双方がそれぞれ答える必要があるわけで、長井氏と朝日だけの問題ではないと考えます。
会った目的については、朝日や長井氏がどう答えているかはまだ知りませんのでなんとも言えませんが、ただ私個人としては、当時NHKの予算審議には関りのなかった安倍氏に、なんでNHKは予算説明をせにゃならんのかという疑問を持ちます。このような疑問が安倍氏に実際に問いかけられたかどうかは知りませんが、それでも安倍氏にはこの点で説明する必要があるでしょうが、どうでしょうか。
なお、以下のサイトには、安倍氏・中川氏の発言の変遷が検証されています。参考までに。
http://www.asyura2.com/0411/war65/msg/998.html
http://www.asyura2.com/0411/senkyo7/msg/577.html
朝日新聞18日付朝刊の記事「NHK番組改変問題、本社の取材・報道の詳細」は以下のリンク先へ。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20050118/K2005011702890.html
第3条の2
放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
1.公安及び善良な風俗を害しないこと。
2.政治的に公平であること。
3.報道は事実をまげないですること。
4.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
各号の定めるところ、というのは全部やれ、ということですから、どれかに違反したらその時点で違法になるに決まってるではないですか。
「ただし、できるだけ多くの角度から論点を明らかにする報道を行った場合はその限りでない」
とか但し書きがあったら別ですが。
もしかして法律の読めない人ですか?
tkさん。
番組の内容は別問題と言っているのに・・・で、何がどれに違反しているんですか? あなたはこれまでご自分の主観による見解を一方的に展開されるだけで、具体的に何が問題になっているか、まったく言及していませんよ。なんで問題なっているかの根拠も含めて。
そもそも番組の内容にたいする見解自体、主観によって大きく変わるものです。あなたのような主張の方もいれば、逆の見解を持つ人もいるのです。人によって見方が変わるような観点で、どうやって公平性を確認するんですか?
>もしかして法律の読めない人ですか?
肝心の放送法3条をすっとばしている人が何を言いますか。
(放送番組編成の自由)
第3条 放送番組は、法律に定める権限に基く場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。
この条文があって、3条の2の各項目があるわけです。
今回問題になっているのは、安倍氏・中川氏の行為がこの3条に違反したかどうかであって、この点を考えるに当該の番組の内容そのものは別問題であるのは自明でしょう。この立場は、政府の見解に沿ったものでもあるんです。
「全体の放送番組の編集計画の中におきまして、あらゆる政治的な見解が述べられるという意図をもって編集が考えられておるならば、(中略)政治的に公平であるというふうに解釈いたしているわけであります。」(昭和40年3月11日第48国会逓信委員会・宮川岸雄政府委員の答弁)
私は、いろいろなサイトの主張を参考に、根拠を示しています。反論するなら、せめてそれらをちゃんと読んでくださいな。
ちょっと文が長くなりましたが、ご容赦を>Moonyさま
>双方がそれぞれ相手の言い分に対して事実はこうだと明らかにしていくことは必要だと私も思っています。
どう見ても朝日には事実を明らかにしていく姿勢が欠けているとしか思えません。
昨日の朝日朝刊では第二社会面一面を使って取材の詳細なる記事を出してましたが、
安倍・中川両氏がNHK幹部を呼び付けたとの記事は誤報であるとの安倍氏らの指摘については
すっぽり抜け落ちてます。そこが大事なのに何故それを書けないんですかね?
他に安倍氏らが報道と事実が違うと指摘している点についても同様ですし、
朝日の姿勢は逃げを打っているとしか思えません。
>よって、政府の立場としては個別の番組に対して「偏向している」ということは出来ないはずです。
うーん、ではテレビ局がナチス賛美の報道を出来るかというと、
やっぱり自主規制が働くだろうし、その逆の今回の裁判もまた然りで、
法律がどうであろうとあまり関係ないような気もしますが。
個人的にはテレビ朝日やTBSは全体的に見るとかなり偏向しているように見えたりしますが、
それでも法律違反にはならないんですかね。
まあ、偏向の解釈自体は主観なので、法律違反と言った所で局側は猛抗議するでしょうし、
現実的には偏向を理由に法律違反と言うのはどっちにしろ無理かな。
>朝日新聞の記事の基本的スタンスも同様でしょう。
朝日の主張は、介入の問題と、偏向番組の問題は切り離すべきだ、というものであって、
放送法の解釈に沿ったものかどうかは微妙だと思いますけどね。
>安倍氏は、12日の朝日新聞報道後のコメントで「明確に偏った内容であることが分かり私は、NHKがとりわけ求められている公正中立の立場で報道すべきではないかと指摘した」と言っておきながら、13日のコメントでは「『偏った内容だ』と指摘した事実も全くなく」と前日のコメントを否定しています。
12日のコメントも、偏った内容と指摘したとは言ってないじゃないですか。
内容が偏っていたと分かっていたのは、13日以降も阿部氏は認めていますし、
ブレがあるようには見えません。
>中川氏も、当初は番組放映前に言ったとしていた内容を、あとから「放送した3日後」と修正していますが、その点についても中川氏が説明している情報を私は見ていません(まだ外国にいるからなのでしょうか)。
中川氏も当初の取材(これも本田記者)で誘導尋問に引っ掛けられたとか、
記憶も曖昧だったのでその後事務所に当時の記録を精査してもらった結果、
放送の3日後だったとかいう報道があったような。
まあ、中川氏については帰国してからそこら辺の事情はちゃんと話すでしょう。
>双方がそれぞれ答える必要があるわけで、長井氏と朝日だけの問題ではないと考えます。
ボールはNHK幹部から投げ返されてます。
今は朝日新聞の側にあるのは明らかです。他にも答えてない事は山ほど有りますからね。
>ただ私個人としては、当時NHKの予算審議には関りのなかった安倍氏に、なんでNHKは予算説明をせにゃならんのかという疑問を持ちます。
NHK側が自民党に予算説明を行いに会うのは日常的にあった事だという報道はありますし、
予算の説明だったという安倍氏やNHKの主張が嘘であるというのなら、
それを証明すべきなのは朝日側の方でしょう。
安倍氏に説明責任があるって、どんな説明をしろって言うんですか?
基本的にmoony氏と同感。
番組内容の件と、政府与党の有力者が番組作成に介入することとは分けて考える必要がある。特に後者は、日本国憲法21条で、公権力の介入を禁じているのだから、安倍はそれを破ったことを自供しているのだから、その時点でアウト。番組内容は、安倍らに言われんでも、自分たちでちゃんと判断するから、安倍らチンピラにあーだこーだ言われんでも安心せいや。
なんか話が堂々巡りしてますが、
>安倍はそれを破ったことを自供しているのだから、その時点でアウト。
NHKから意見を求められ、「公正公平に」といった事が介入になるのでしょうか?
またそれ以外におこなった言動があるならば、朝日及び長井氏は説明する必要があります。
おるふさんもおっしゃってますが、安部氏の発言に特に矛盾があったとは思えません。
「公平公正に」と指摘したという事です。
無言の圧力とかいう方もいますが、どこをどう編集するかはNHKに委ねられてたわけで、
報道の自由が阻害されたとえ言えません。
幹部が現場に介入したなんて論調もあるようですが、
組織という物を本当に理解しているのか首を傾げるばかりです。
それと、NHKが政治家にお伺いを立てるのはおかしいという意見に対してですが、
NHKが政府から予算を貰っている以上、NHKは政府に対して、
どういう番組を放送するのかを事前に説明する義務があります。
これは社会人ならばだれでも理解できると思います。
もしこの体制がおかしいというのならば、最初から
この体制について批判すれば済む事です。
なんかおるふさんの意見の繰り返しになってしまいましたが、
批判派の方も堂々巡りにならないように建設的な意見を望みます。
>NHKから意見を求められ、「公正公平に」といった事が介入になるのでしょうか?
報道一般について「公正公平に」と言ったのであれば当たり前のことを言っているに過ぎませんが、今回は放送前の特定の番組についての発言です。番組の内容を知っておりそれを快く思っていないからこその発言であることは明らかで、実質的には圧力として働くことを計算した上での発言であると考えるのが自然でしょう。
>NHKが政府から予算を貰っている以上、NHKは政府に対して、どういう番組を放送するのかを事前に説明する義務があります。
個別の番組についのそうした義務は放送法にも規定がありませんが、それは法律上の義務でしょうか?道義上の義務でしょうか?受信料を払っているわれわれのところにも、事前に説明に来てもらいたいものです。
そもそも「番組内容を変更するので放送させてほしい」と言いに行くのは、「説明」というより「懇願」だと思いますが。
みなさんごちゃごちゃ言ってますが、放送局がわざわざ放送前の番組について政治家の意向を伺いに行って、察した意向に沿うように番組が改変されたというのが、要するにこの問題の骨子です。
朝日新聞の記事に事実誤認があるのなら訂正すればいいと思いますが、みなさんが指摘しているような点が訂正されたとしても、記事がえぐり出した問題の構図自体はなんら崩れません。権力の顔色をうかがうような報道のあり方が問われているんじゃないんですかね。
第3条 放送番組は、法律に定める権限に基く場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。
>この条文があって、3条の2の各項目があるわけです。
「3条の2」を「3条2項」と勘違いしていませんか?
3条と3条の2は全く並立で双方を満たしていないと、放送法に抵触しているのですよ。ですから、介入があろうとあるまいと、3条の2を遵守する必要があるのです。
今回の件で朝日新聞もmoony氏も偏向報道の内容を云々する事を意図的に避けていますが、まさにそうした欺瞞的な言説が問題にされている事を自覚してください。
食糞番組を報道することは、食糞は非衛生的なのでやめるべきであるというそれと反対の立場の番組を放送する事で免罪されるわけがありません。食糞番組を報道した時点で法律違反に決まっているではないですか。
とすれば、食糞は特殊な趣味なので放送にはそぐわない、と意見を述べる事が全く正当なものである事がわかりますでしょう。
つまらん政府見解を調べる暇があったら、報道された番組の内容が真実であったのか、公正であったのか、それを調べてみては如何ですか。
今日は事情により時間がありませんので、明日以降改めて書くことは書きます。
で、ちょっとだけ。
tkさん。
あくまで番組内容が問題といいたいのはよく分かりました。しかし、私が立てている論点には全く噛み合っていませんし、私が書いていることも伝わっていないようですね。
書くのもためらうような変なたとえ話はともかく、あなたは、個別の番組の中でも対立する見解をバランスよく詰め込むべきであり、くだんの番組はそれが掛けているから問題だと言いたいと受け取れます。
しかしですね、多角的な意見がバランスよく詰め込まれている番組が現実にどれだけあるのでしょうか。ちょっと考えればそんなことは非現実的なことだと気づくと思うのですが。
「つまらん」政府見解を何度も出しているのは、政府だって、そんなことは求めていないという事実を提示しているだけです。放送における政治的公平は、放送局の全体の放送計画が、多角的な意見がバランスよく提示されるように編成されていることである、と政府が言っているのです。それが「公正」の意味です。しかしあなたがこのコメント欄で言っている「公正」の意味は、政府見解のそれとは違うようですね。政治的に公平=思想的に偏っていない、と解釈されているように見受けます。でも私はそう解釈はしていません。
ですので、そもそも論点が始めから違っていますから、いつまでたっても話が噛み合うはずがありません。この点を認識していただかなければ、あなたとのこれ以上の議論は無意味です。
ただ、あなたがあの番組を問題だと思うこと自体についてはとやかく言うつもりは毛頭ありません。論点が違うから議論にならないというだけです。なので、あなたには是非ご自身でサイトを開いていただいて、「あの番組は問題だ」という論点で議論の場を作ってくださいませ。それはそれで有意義なことだと思いますので。
また「意図的に議論を避けている」と思われるかもしれませんが、私からみれば、あなたは別個の問題をごっちゃにして論じようとしているようにしか見えませんから、これ以上言うべきことはありません。
ちょっとといいながらまた長くなってしまいました。失礼しました。
上記のコメントでちょっと修正。
(1)それが「公正」の意味です→それが政府の言う放送法における「公正」の意味です
昨日、朝日新聞から取材を受けたNHK幹部の松尾氏が会見を開いて、
圧力を受けた事を否定し、朝日が回答と全く逆の記事を結論ありきで書いたと訴えてましたね。
対する朝日は、松尾氏が発言を「翻した」と主張していますが、
そこまで言うなら、取材テープを出して証明して頂きたい。
松尾氏の会見により、朝日の記事の根拠となっている安倍・中川・松尾氏への取材が、
どれも真実かどうか疑わしいという事になってしまったのですからね。
安倍・中川両氏や、他のジャーナリストやマスコミも、
朝日・本田記者はおかしいと人物だと証言していますし。
また、昨日は帰国した中川氏も反論しています。以下引用。
中川経済産業相「(NHK側との面談が)放送の後か先かは定かではないと(朝日新聞の取材記者に対し)随分申し上げたが、断定的に報道された。当時の秘書の記憶を洗い直した結果、(NHK側と)会ったのは放送後で、圧力のかけようがない。(放送を)やめろとは一切言っていない。こういう誤報で大変な迷惑がかかった」
>実質的には圧力として働くことを計算した上での発言であると考えるのが自然でしょう。
個人的には、ただ一般論を述べただけで、介入しないよう勤めたとしか思えませんし、
松尾氏も介入を受けたと思っていないと否定しています。
また、NHK幹部は他の自民党議員数人とも会ってますが、
今回槍玉にあげられたのが安倍・中川両氏だけなのは何故でしょうね?
>権力の顔色をうかがうような報道のあり方が問われているんじゃないんですかね。
今回問題なのは、あくまで安倍・中川両氏がNHK幹部を呼び出し、
介入をしたのが事実かどうかという点です。
他の話を持ち出すのなら、番組内容が問題だという話も持ち出さなきゃ不公平になりますが、
それでも良いんですか?
多角的な意見をバランス良く編成されていれば良かった、と言っても、
元の裁判の内容をそのまま垂れ流したりしたら、
従軍慰安婦を否定する番組を他に作るどころでは収まらないと思いますよ。
あの時点でさえ、従軍慰安婦が存在するかどうかは
非常に疑わしい事は分かっていた事ですし。
まあ、放送法が無かったとしても自主規制で止めてたと思いますけどね。
それと、その解釈を安倍氏が認識していたかどうかも問題でしょう。
相手の朝日新聞側ですら、それについては触れてませんし。
憲法では検閲の禁止が謳われています。
しかし、放送法は検閲の禁止とは言っていない。
干渉される事はない、というのは干渉されてもそれに従う必要はない、という意味でしょう。
一方、公正・中立も規定されています。
これらを総合すると、
・検閲制度を設けるのは禁止
・干渉、介入されてそれに影響を受ける必要はない
(ただし、法に規定されている場合を除く)
・ただし、番組は公正中立の方向で。
介入はなかったというのが明らかになっていますが、例え安倍氏らの介入があったとしても、特に問題は無かろうと思います。
それに対してどう編集するかは、NHKが勝手に決めた事。
しかし、公正中立を守らないといけないのは介入のあるなしにかかわらず守らなければならない。
つまり、結論としては、介入があったかどうかはどうでも言い、ということになります。
そして、公正中立が守られたのか、事実が曲げないで報道されたか、という事だけが問題である事になります。
とすると、VAWWや大陸・半島勢力の介入に目を瞑り、安倍氏らの介入のみを言いつのり、挙げ句の果てに番組の公正中立、アサヒの捏造報道に荷担することの不自然さが理解できましょう。
論点が違う、と執拗に逃げ回る姿勢そのものが欺瞞に満ちたものである、という指摘を謙虚に受け止めてください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000503-yom-soci
朝日新聞、週刊新潮の広告掲載拒否。
ナベツネと同レベルですね、これでは。
http://www.asahi.com/national/update/0119/042.html
根拠があるというなら、その証拠を示すべきなのに何もしていない。
反論になっていないと言わざるを得ません。
あと、松尾氏は2001年の参考人招致において、
圧力によって番組が変えられた事を否定しています。以下はソース。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/009415120010316008.htm
朝日の取材がもし正しいのなら、松尾氏は国会の場で嘘を吐いた事になりますが、
果たしてそのような事があるでしょうか?
色々な状況を勘案しても、朝日の記事は非常に疑わしいです。
>NHK幹部は他の自民党議員数人とも会ってますが、今回槍玉にあげられたのが安倍・中川両氏だけなのは何故でしょうね?
NHK幹部(松尾氏)の当初の証言で、明確に名前が挙がったのが両氏だったからでしょう。
>今回問題なのは、あくまで安倍・中川両氏がNHK幹部を呼び出し、介入をしたのが事実かどうかという点です。
そうではありません。呼び出したか呼び出していないかに関わりなく、わざわざ放送前日にNHKが政治家の意向を聞きに行くという、報道機関としての自殺行為に及んだ点です。
>他の話を持ち出すのなら、番組内容が問題だという話も持ち出さなきゃ不公平になりますが、それでも良いんですか?
すみません、おっしゃる理屈がよく分かりません…。「権力の顔色をうかがうような報道のあり方」がどうして「他の話」なんでしょうか。それを持ち出すと、どうして番組内容の話も持ち出さねばならないことになるんでしょうか。
番組内容に疑問を持つ人は個別に批判すればいいと思いますが、少なくとも当該の民衆法廷が「偏っている」「間違っている」という意見は一つの意見にすぎないのであって、「偏っていない」「正当なものだ」とする意見も当然あるわけです。逆にこれが「従軍慰安婦の強制連行はなかった」とする内容だったら「公平・公正」だったことになるのでしょうか?しかしその場合、強制連行の被害を訴える側からすれば「一方的な内容」ということになるでしょう。
一般論として、完全に中立な立場のドキュメンタリー番組というものはありえませんし、あったとしてもそんなものに価値はありません。ある特定の問題意識があるからこそこうした番組を作るのであって、逆の問題意識を持つ人からすれば「偏っている」と言いたくなるのは当然でしょう。
しかし報道によって監視される立場である権力側が、彼らの主観で事前に番組に口を挟むなどということはこれと全く次元の違う話です。しかも、事前に「説明」に行くのはどうして与党の幹部だけなんでしょうか。与党側に偏向していると取られても仕方ありません。
こんなことを一度認めれば、権力に都合の悪い報道を押さえ込む手段を与えることになります。このへんの理屈については、坂本衛氏のページでも説明してありますのでどうぞ。
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/whatsnew.html#wn
報道機関に最終的な編集権があるといっても、現にNHKではそれが形骸化しているのは今回の件で明らかでしょう。
>介入はなかったというのが明らかになっていますが、例え安倍氏らの介入があったとしても、特に問題は無かろうと思います
「明らかに」はなっていませんし、上記のように問題は大ありです。「VAWWや大陸・半島勢力の介入」などとおっしゃっていますが、VAWW-NETは取材対象です。それに対して安倍・中川両氏は、番組とは関係のない外野の人間であって、両者の立場は全然異なります。「大陸・半島勢力」とは何のことやら不明ですが。
>NHK幹部(松尾氏)の当初の証言で、明確に名前が挙がったのが両氏だったからでしょう。
その当初の証言とやらが松尾氏の会見によって、
朝日新聞による捏造の疑いが出ているのですけど。
もし本田記者や、或いは朝日上層部が記事を捻じ曲げたのだとしたら、
朝日新聞は安倍・中川氏を追い落とそうと企んだと思われて当然だと思いますよ。
>呼び出したか呼び出していないかに関わりなく、わざわざ放送前日にNHKが政治家の意向を聞きに行くという、報道機関としての自殺行為に及んだ点です。
それは朝日新聞が当初から主張していた事ではありません。
今になってそれを持ち出すのは、NHKも指摘している通り、論旨のすり替えでしょう。
また、NHKから意向を伺いに行ったのなら、この点に関して
安倍・中川氏に責められる過失は何も無い事になります。
>「権力の顔色をうかがうような報道のあり方」がどうして「他の話」なんでしょうか。
今回の話の本筋は政治家がNHKに圧力を掛けたかどうかでしょう。
NHKが政治家と会う事が常態化していた事は、また別の話だと思います。
>しかも、事前に「説明」に行くのはどうして与党の幹部だけなんでしょうか。
「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」だからだとNHKは説明しています。
また、番組とは別件ですが、民主党の仙石政調会長もNHKが予算の説明に訪れると
テレビ番組で語っていました。
>こんなことを一度認めれば、権力に都合の悪い報道を押さえ込む手段を与えることになります。
権力側が明らかに報道に介入しているのなら兎も角、
何もしていないのに大騒ぎするのはおかしくありませんか?
また、報道業界に身を置く者だと言うのなら、
NHKの反論に答えない朝日について何か思う事は無いのですか?
NHKは別に好きではないですが、今回の件に関してはちゃんと反論してますし、
朝日より余程しっかり対応していると思います。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050120-00000512-yom-soci
これに対し、報道ステーションでは印象操作に終始。
朝日は口先では反論していますが、意図的に問題を泥沼化させたように見せかけて、
世間の印象を何とか悪く見せないようにしているとしか思えません。
本当に記事が正しいのなら、既に証拠を示しているでしょう。
どうも議論がごちゃごちゃしてきたようので、そろそろ整理をしたいのですが、ここ数日はなかなか忙しくて手がつけられていません。投稿していただいているみなさん、申し訳ありません。
もうコメント欄が長くなっているので、新しく続きのエントリーを立てようと思います。そこで、私の見解を改めて整理したいと思っておりますので、よろしければ続きはそちらでお願いいたします。
ただ、数日多忙な状態が続きますので、1?2日は間が空いてしまうかと思いますので、その点ご容赦を。
なお、このエントリーのコメント欄はこのままにしておきます。
とりあえず上記お知らせまで。
取材対象だったら検閲しても良い、なんてどこに書いてあるのやら。
VAWWが検閲・介入を行ったのと同様に、広告の文言を事前に察知して削除するというアサヒの行為も事前検閲ですね。表現の自由を阻害している、といえます。
我々が放送局に対して意見を言うのは立派な介入です。
それから、NHKの態度が政治家におもねっている、と批判する事さえ干渉です。
moony氏のNHKへの干渉は目に余るものがあります。
結局、介入しようと干渉しまいと、どうでも良いのです。
好きに文句を言えばいいし、それを無視しようとそれに同意して自主規制しようと勝手にやればいいのです。
正しい意見には影響されて当然なのですから。
ただただ、報道の真実性のみが重要なのであって、介入のあるなしに執拗に拘る態度を改めないと、いつまでたっても正しい認識を得る事が出来ませんよ。
続きのエントリーで見解を示されるとの旨は了解しましたが、
その代わり、この件に関する報道については、引き続き書き込ませて下さい。
http://www.asahi.com/national/update/0121/002.html
週刊新潮に本社抗議 NHK番組改変巡る27日号記事で
http://www.asahi.com/national/update/0120/038.html
朝日新聞報道「虚偽」と表示 NHK、本社抗議後、削る
http://www.asahi.com/national/update/0121/016.html
NHK番組改変問題 自民党内に調査チーム
http://www.asahi.com/national/update/0120/033.html
中川氏、本社に訂正と謝罪求める NHK番組改変問題
http://www.asahi.com/national/update/0120/034.html
「正確に報じた」 中川氏記者会見に朝日新聞が反論
今日も朝日はNHKに対する反論に答えませんでした。
NHKにいちゃもん付ける前に、記事が真実かどうかを証明する方が先でしょうに。
しかも、NHKには抗議するくせに、自分たちは「NHK番組改変問題」と書いてるし。
そんな朝日の態度を、産経がコラムと社説で批判しています。
http://www.sankei.co.jp/news/column.htm
http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm
それと、朝日新聞の本田記者については、左側の人も問題視しているようです。
以下はソース。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-09-08/08_0402.html
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/01/21/d20050121000142.html
安倍氏に回答したという記事は朝日紙面で直接確認しましたが、
ここで安倍氏が指摘した通り、反論になっていませんでした。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/01/21/d20050121000141.html
具体的な回答を避け続ける朝日に対し、今日NHKが公開質問状を出しましたが、
ここで朝日に新たな疑惑が浮上して来ました。
一つ目は、記者(多分本田氏)は「安倍・中川両氏からも既に取材している」と
言っていたにも関わらず、この時点ではまだ取材していなかった、
すなわち嘘を吐いてまで言質を取ろうとした疑惑。
二つ目は、松尾氏が会見を前日に電話をかけ、
「証言の内容について腹を割って調整をしませんか」「すりあわせができるでしょうから」
などと、記事を掲載した後になって証言内容を調整したりすりあわせたりした疑惑。
そして三つ目は、記者は松尾氏に録音の了解を得ていなかった疑惑。
何故朝日は証拠となるテープを出さないのか、常々疑問に思っていたのですが、
相手の許可を得てなかったのだとしたら合点がいきます。
もしテープが無ければ、朝日は記事の根拠を示す事は難しいでしょうし、
もしテープがあったとしても、それを根拠として出せば、
言うまでも無く、マスコミとして死を意味する程のルール違反ですからね。
これが事実なら、朝日はどうしようもないのでしょう。
朝日質問状の全文
http://www.nhk.or.jp/pr/keiei/news/
>その当初の証言とやらが松尾氏の会見によって、朝日新聞による捏造の疑いが出ているのですけど。
あなたの論旨は混乱しています。あくまで「今回槍玉にあげられたのが安倍・中川両氏だけなのは何故なのか」という、記事についての疑問に答えた文章ですよ。朝日の記事と一貫性があるかどうかについて言っているのだから、記事が正しいという仮定に基づいて書くのは論理的に言って当然では?
>それは朝日新聞が当初から主張していた事ではありません。
いや、べつに私は朝日サイドの人間じゃないので、そんなこと言われても…。誤解なさっているようですが、朝日を弁護しようとしているのではなく、あくまで私の問題意識に基づいて発言してるんですけどね。
>今回の話の本筋は政治家がNHKに圧力を掛けたかどうかでしょう。
何が「本筋」かは、どこに問題意識を持つかという個人の主観の問題だと思います。ただ「権力の顔色をうかがうような報道のあり方」が、実態として政治家の圧力を呼び込んだことは事実だと見ています。
>「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」だからだとNHKは説明しています。
そうですか。わざわざ特定の主張を持つ議員を選んで「説明」に行ったんだということを、NHKは自ら認めたんですね。この番組の件で「説明」に行ったのは自民党議員だけだと聞いていますが。
>権力側が明らかに報道に介入しているのなら兎も角、何もしていないのに大騒ぎするのはおかしくありませんか?
何もしていない?翌日放映される特定の番組について、それに反感を持つ政治家が「公平・公正に」と求めたんですよ?それによって番組が改変された疑いが出ているんですよ?まともな感覚の持ち主なら、大騒ぎして当然だと思いますがね。
>NHKの反論に答えない朝日について何か思う事は無いのですか?
証拠があるならちゃんと示して、徹底的に真相を明らかにしてほしいと思います。NHKについても同様です。朝日の記事を読んだ限りでは、口語体による松尾氏の証言はあまりに生々しいです。無断でテープに録っていたのだとしたら明らかにルール違反ですが、それによってNHKの報道機関としてのより大きなルール違反が明らかになるのであれば、「死を意味する程のルール違反」とまでは言えないと考えます。
>管理人さま
再三にわたる長文の書き込みで失礼しました。
>あくまで「今回槍玉にあげられたのが安倍・中川両氏だけなのは何故なのか」という、記事についての疑問に答えた文章ですよ。
では答えますが、17日の時点で自民党の議員が
放送前にNHKから説明を受けたと答えてますが、
何故マスコミは彼らに取材しないんですかね?
安倍氏と同様、何らかの感想を漏らした可能性は高いんですよ。
安倍氏以上に圧力と感じるような発言をしたのかもしれないのに、
何であなたは無関心なんですか?
>誤解なさっているようですが、朝日を弁護しようとしているのではなく、あくまで私の問題意識に基づいて発言してるんですけどね。
この問題は朝日の記事が無ければ起こらなかった以上、
記事が真実で無くなった時点で問題は沈静化する事になりますが、
それでもいいのですか?
>何が「本筋」かは、どこに問題意識を持つかという個人の主観の問題だと思います。ただ「権力の顔色をうかがうような報道のあり方」が、実態として政治家の圧力を呼び込んだことは事実だと見ています。
問題意識以前に、記事の内容が正しいかどうかは非常に重要だと思います。
「圧力を呼び込んだ」とあなたは何度も言ってますが、
それは「政治家が圧力をかけた」とは似て非なるものですよ。
朝日の記事を否定する立場を取るという事でいいのでしょうか?
>わざわざ特定の主張を持つ議員を選んで「説明」に行ったんだということを、NHKは自ら認めたんですね。この番組の件で「説明」に行ったのは自民党議員だけだと聞いていますが。
NHKの予算を通すのが国会議員なのだから、説明をする事自体は問題無いでしょう。
民放がスポンサーや朝鮮総連に事前説明するのと同じ事だと思いますが?
自民党議員だけと言っても、野党には裁判について
批判的な立場を取っていた議員はほぼいなかったと思います。
>翌日放映される特定の番組について、それに反感を持つ政治家が「公平・公正に」と求めたんですよ?
まず、法律を守って下さい、という言葉自体に圧力はありませんよね。
もし圧力を掛けたと捉えるとしたら、あなたのように深読みをした場合でしょう。
しかし、深読みをすると圧力と思われる言葉が駄目だとするなら、
前にあなたが言った「無言」の返答でも、無言の圧力をかけている、と捉える事も出来ますよ。
何も言わなかったとしても駄目だと、あなたは言っているに等しいです。
だからこそ、具体的に圧力をかけた、という朝日の記事の真偽が重要なんですよ。
>それによってNHKの報道機関としてのより大きなルール違反が明らかになるのであれば、「死を意味する程のルール違反」とまでは言えないと考えます。
まあ、朝日がテープを持っていて、そう考えているのだとしたら、
既にテープを出していなければおかしいので、
テープは無いのか、会社の存亡に影響するほどのルール違反と考えているかの
どっちかだと思います。
http://www.asahi.com/national/update/0121/033.html
訂正と謝罪をしなければ訴えるそうですが、
言論で勝負すべきマスコミが情けない態度を取るものですね。
記事の根拠を示せない自分たちが悪いとは思わないのでしょうか。
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050121AT1G2102M21012005.html
質問状に虚偽の内容があるのなら、普通にそれが嘘だと指摘したらいいのに、
何で回答しないなんて事を言うの?
言論機関ならNHKみたいにちゃんと回答すべきです。何度も言ってますが。
録音テープについて「訴訟を検討しているので明らかにできない」と逃げてますが、
裁判になっても、係争中な事を理由に、都合の悪い事は答えないつもりなんでしょうね。
表現の自由、言論の自由を常々を標榜している朝日新聞社ともあろう由緒ある報道機関が、自社に対する誹謗中傷という事で広告掲載を断る事事態言論統制じゃないんでしょうか?
遅くなりましたが、この件についての新しいエントリーをあげました。
かなり長文になってしまいました点はご容赦いただき、今後、新しい書き込みをされる際は、新しいエントリーの方にお願いします。
取り急ぎお知らせまで。
おるふさま、jinneさま。
長文になるのは、私も人のことは言えませんのでお気になさらずに。ありがとうございました。