番組改変 NHKに賠償命令 東京高裁 from 東京新聞 2007. 1.30
与党、厚労相辞任論強まる 産む機械発言問題 首相は罷免要求拒否 from 東京新聞 2007. 1.31
「産む機械」発言 厚労相の続投を支持 from from 東京新聞 2007. 2. 1
NHKの番組改編問題は、2審で1審より踏み込んだ判決が出るとは思っていなかったから、基本的に支持できる判決だとは思っているが、だからといってメディアの問題、ひいては言論の自由の問題に、どこまで司法が踏み込んで判断していいものなのか、かなり微妙な問題も含んでいるともいえるので、正直なところ複雑な気分である。ただ、今は首相になってしまったあの政治家があからさまにしゃしゃり出てこなければ、今回の問題は起こりえなかったともいえるわけで、そこに対して警告を発するという点では意味があるとも思っている。
しかしまあ、ここからは雑談レベルの話ではあるが、この安倍晋三という人は、自らの考えや気持ちを人に「忖度させる」(「忖度」をこんな使い方するかなとは思うが^^;)ことにはエネルギーを使うが、自分は人の気持ちを「忖度する」つもりはほとんどなさそうだなあと、妙に感心してしまった。佐田前行革相の不正経理疑惑問題や、柳沢厚労相の「女性は子供を産む機械」発言をめぐる対応を見ていても、また所信表明演説や衆参本会議での答弁の仕方などを見ていても、ほんと人の気持ちより自分の考えや気持ちが優先しているなあと感じる。
私程度の人間でもそう感じるのだから、この人は本当に自分がどう見られているのかわからないのではないかと思ってしまう。NHKの番組改変問題がすっぱ抜かれたときの対応からしてそうだったし。
安倍さん、あなたはいま、自分が何をしているか、見えてますか?
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