個人的には、とりあえず、とあえて言いたい気分だが、「共謀罪」創設が今国会でも成立しなかったようだ。保坂代議士のブログ「保坂展人のどこどこ日記」の最新エントリーで、午前10時から開かれた衆議院法務委員会理事会の概要が報告されている。それによると、10国会連続で不成立とのこと。「唯一の吉報」と言う気持ちは、私も同じ思いだ。
教育基本法「改正」や「防衛省昇格」などは押し切られたが、「共謀罪」創設はまたしても食い止めた。前のエントリーでも書いたが、教育基本法「改正」をめぐって、政府・与党の思惑を大幅に狂わせた国民の運動の力は本物と証明されたと思う。おかしいと思うことについて異議を唱え、社会に働きかけることを諦める理由はないのだと改めて感じた。
次は来年1月?から始まる通常国会が舞台になる。「共謀罪」創設廃案や、ホワイトカラー・エグゼンプションをはじめとした労働諸法制の改悪阻止、金持ち減税大衆増税の方向転換など、次に控える問題は山積している。政策の転換を目指して何か出来ることをしたいと思う。
共謀罪ですね。 通らなくて良かったです。(それが当たり前ですが)
私は教育基本法改正・防衛省昇格には賛成(ただし、今回の法案は問題あり。)の人間ですが、それでも共謀罪には反対です。
噂によると、実は自民党は共謀罪に慎重なようで、公明党が中心になって推し進めているようです。
共謀罪に反対している代議士は、社民党や共産党だけでなく、自民党の代議士や思想的に右の代議士(例:亀井静香代議士)にもいるので、超党派で共闘するのも良いと思います。
FGMさま、はじめまして。コメントありがとうございます。
共謀罪、本当に通らなくてよかったと思っています。ただ継続審議なので、まだ「とりあえず」でしかないのですが、とりあえず一息ついたという感じです。
今提出されている共謀罪が問題なのは、取り締まる基準と対象範囲が取り締まる側=権力を持つ者の裁量次第でどうにでもなる可能性があることです。どのような思想や政治的立場であっても、危険なことに変わりはないという点で、重大な問題法案であると思ってます。
なので、まともな感覚を持った保守派や革新派の人たちならば、この共謀罪問題では十分共闘の余地はあると思います。やり方次第でしょうが、国会での超党派の共闘も可能性はあるでしょう。一有権者としてなにができるかとは思いますが、なんらかの働きかけができたらいいですね。
こんなサイトですが、よろしければまた来てください。どうぞよろしくお願いします。