保坂代議士のブログのエントリー(内閣不信任案提出するも、参議院本会議で教育基本法成立)で知ったが、「改正」教育基本法が午後6時過ぎに成立したようだ。
野党はそろって安倍内閣不信任案を提出し、ぎりぎりまで抵抗した。非常に残念な結果ではあるが、よくがんばったと思う。ここまで成立を遅らせた多くの国民の運動もすごいと思う。発足3ヶ月未満の安倍内閣は、内閣不信任案を突きつけられるぐらいのことをしなければならない状況まで追い込まれていたと思う。当初、大手マスメディアなどでしきりに流されていた「政局」情報の通りに進んでいれば、もっと早く処理できてたはずだからだ。
それだけにあともう一押しだったのが悔しい。保坂議員によると、参議院民主党が、安倍内閣問責決議案提出に同意しないばかりか、参議院での教育基本法採決反対討論さえあっという間に終わらせてしまったらしい。彼らが読んだ「空気」は、国会を取り巻く国民の反対の声ではなく、永田町内の「政局」だったようだ。なんとも情けない話でもある。
そんなこんなで、政府と巨大与党は、またひとつ「曲がり角」を曲がってしまった。もういくつ曲がったのか数えるのも馬鹿らしくなるぐらいに。こんだけ曲がってりゃ、ひとつ角を曲がったことの意味など、連中はもう考えないだろう。
でも、たとえ連中が考えなくても、この角を曲がったことの意味は、消えない傷となってこの社会に残るだろうと思うのだ。それを忘れないために、このエントリーを書く。
事実上この国会はもう終わりだろう。だが、まだ気を抜くわけには行かない。共謀罪の審議入り阻止が残っている。来週の月曜、火曜、審議入りを許すわけには行かない。もうしばらくチェックが必要だ。
まだ、何も終わったわけではないのだ。
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