気がつけば、先のエントリーからもうひと月以上経ってしまった。
休むつもりはなかったのだが、あれこれ思案をめぐらせているうちに時間が過ぎてしまった。
この間、国内外でけっこういろいろなことがあった。思ったことはいろいろあるが、既に多くのサイトなどで言及されているので、主な出来事について少しだけ。
・アジアの隣国との関係・歴史認識などについて
先の大戦での当事者同士という関係上、その諸国との外交における歴史認識は、かなりセンシティブな問題に属すると思うのだが、小泉政権はその辺への配慮をほとんどせずに、関係諸国の感情を逆なでし続けてきた、というのが私の認識。よって、中国の反日デモ(さまざまな国内問題に対する不満の爆発という面もあるが)など日本に矛先を向けた行動は起こるべくして起こったものだと考えている。小泉政権は、改憲支持の世論づくりのため、あえて中国や韓国を刺激して反発させ、それをテコに国内のナショナリズム的な雰囲気を作り出しているのではないか、とも思っている。いずれにせよ、センシティブな問題を乱暴に扱えば、それに見合った反発があるということ。
・JR西日本の事故に関して
トップから現場まで、JR西日本の企業体質が問われるのは当然。しかし、あのような体質を作った背景には、国鉄をさんざん食い物にした揚げ句に分割民営化を強行し、それに反対する者たちを一方的にパージした政府与党の姿勢があるはず。それを指摘する者が少ないのはなぜか。また、対立する者たちを排除・服従させた組織がどうなるか。JR西日本(だけではないが・・・)はその実例だともいえる。事故でなくなった方々の冥福を祈ります。
・またイラクで日本人が拘束
とにかく無事の解放を祈るのみ。米軍の仕事を請け負い、武装勢力との激しい戦闘で負傷したというが、そんな戦闘がいまだに頻発している所に、イラク情勢の深刻さが表れているように思う。米英「有志連合」軍がかの地から引き揚げないかぎり、戦争状態は終わらないように思う。
いずれにしても、酷いニュースが多い。どうしても気分がしんどくなってしまう。そんなになっている場合ではないはずだが・・・
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