共産党のビラ配り、住居侵入の疑いで逮捕 東京・葛飾 (朝日新聞) from goo ニュース 2004.12.26
ビラ配布の男性を不当逮捕/「官舎無罪判決」直後に/東京・葛飾 立ち会い認めず家宅捜索 from しんぶん赤旗 2004.12.25
今日自分の家のポストに入っていたチラシやビラは何でしたか? それが入っていたことで何か不都合がありましたか? 気分が悪くなった? 捨てる手間がかかった? それによる損失はどれくらいありましたか? それは重大な損失でしたか?・・・
「迷惑」という名の「統制」。「セキュリティー」に名を借りた「異見の制限」。このまま、「不安」のあまり自由と権利を引き換えに国家権力に統制と庇護を求める流れは強まっていくのだろうか。しんぶん赤旗の記事によれば、「警察とそれに近い者による連携プレー」のようにも読めるが真相は如何に。いずれにしても、社会や政治に対する異見がどんどん持ちづらくなってきていることだけは間違いなさそうだ。
どうやら、通報したのは、公安か警察官だったようです。
はめられましたね。牢屋のなかで年をこすことになりそうです。
死ぬのはやつらだ様、コメントありがとうございます。
やはり関係者の通報でしたか。一般住民が通報するにはなんとも手際良すぎると感じていたので、もしやとは思っていましたが。一般メディアが「住民の通報」としか書かないのはミスリードっぽく感じます。こうやって事件を目立たせておいて、今後の同様の行為に網を掛けやすくするのが狙いなのでしょう。
立川の事件といい、この事件といい、本当に人ごとではない事件のはずなのに、世の中の反応は鈍いのが苛立たしい。
迷惑は罪ではないですよね。主観ですから。
一方、憲法に保障された自由の侵害は罪です。
警察が訴えて、その訴えたことが自由の侵害だった場合、警察が罪に問われないのはおかしくないでしょうかね。訴えられた人が無罪になったらそれでおしまい?
これじゃあ、捕まえたもん勝ち、訴えたもん勝ちですよね。
だって、あとから無罪になってもとりあえず捕まえとけば、そのうちみんなそういうことびびってやらなくなりますもん。
どう思いますこれ?
まきこさん、コメントありがとうございます。
逮捕して起訴されて結果無罪となれば、逮捕した警察の行為に罪があると考えるのが自然かと思います。先の立川の反戦ビラまき事件の判決から考えると、住居侵入より憲法上の表現の自由が優先するという判断が出たわけですから、今回の葛飾のビラまきを「住居侵入」で逮捕したのも警察の罪となるのでしょうが・・・実際の対応は、誤った行為によって損なわれた損害を賠償するという形、いわゆる国家賠償請求を求めて裁判を起こすということになるでしょうけどね。
根拠はともかく、今の世の中には「不安」が満ちあふれていますから、怪しいと思ったらとにかく捕まえとけ、という対応は今後増えてくるでしょうね。不安を呼ぶ問題を除去するということです。本当は、原因を見つけて除去するほうが遠まわりのようにみえて問題に対処するには効果的だと思うのですがねえ。「迷惑」という主観で、適当に罪状がつけられて逮捕されるのは、それこそ「迷惑」な話です。
昨年は「自衛隊官舎ビラ入れ」で無罪判決が出ましたが、検察が控訴しました。その直後、葛飾区で政党の区議会だよりなどを配っていた人が逮捕され、拘留されたまま年を越しています。表現の自由、知る権利の侵害です。意見を表明する手段としてのチラシ等の配付は、ひとりでできるだけに、表現の自由の象徴的な行為だと思います。ここにターゲットを絞っているのは、自由の行使を萎縮させ、今後予想される市民の政府批判を押さえ込んでいこうという政権側の思惑が現れたものだと判断しています。
政権の側は税金を使って「広報紙」を発行します。これはいわば「大本営発表」。それに対して発行されるものは「批判記事」です。これを取り締まりの対象にしているわけですから、その本質は政権批判を悪とする雰囲気の醸成にあることは容易に推測できます。無罪だけでは不十分で、逮捕権の乱用として追及していく必要があると思います。
ツリーを間違えて書き込んでしまいましたので、こちらにも重複記載になりました。すみません
森てるお様、コメントありがとうございます。
>ここにターゲットを絞っているのは、自由の行使を萎縮
>させ、今後予想される市民の政府批判を押さえ込んで
>いこうという政権側の思惑が現れたものだと判断して
>います。
私もほぼ同様の見方をしております。また、2005年夏の東京都議選における共産党の抑え込み策と見ているだけでは足りないかとも思っています。
>無罪だけでは不十分で、逮捕権の乱用として追及し
>ていく必要があると思います。
確かにそうですね。問題点をはっきりさせて追及しなければいけないということですね。
いろいろ大変な時勢となっていますが、なんとかあきらめずにやっていければと思います。
はじめまして。
この問題(立川ビラ事件)は逮捕当時からウォッチしていましたが、やはり警察・検察の執拗さが目に見える事件でした。
未だに証拠品と称する物の返納を行っておらず、警察の手の内にあります。
また、長期間拘留の必要性とその中で行われた「思想転向の試み」、裁判で繰り広げられた「誹謗中傷」についても強い憤りを禁じえない。
唖然としたのは「被害者」と称する人間に対し刑事が作文した「調書(ご親切にもワープロ打ち)」に記名押印するだけの用意周到さ、それがバレたのも大笑い。
最終的には無罪になったがまだ検察はまだ誹謗中傷したがっているようですね。懲りない奴等だ。
この事件の本質は「思想弾圧」と「抜き打ち逮捕」ができるという警察・公安の宣伝なのであろう。
憲法改正やら自衛隊派兵が行われている今、これらの事件をもっと深く掘り下げて考える必要があると思う。