ただいま勉強中/最近読んだ本

| トラックバック(0)

 このところエントリーを書けていませんが、公私にわたりいろいろあったので、少々勉強しなおそうといろいろ本を読んでいる最中です。まあ、ブログに何か書くにしても、もう少しいろいろ知っておかなきゃいけないこともあると思ったこともあるのですが。

 で、最近読んだ本は以下のとおりです。

 だからあなたは騙される/安斎育郎(角川ONEテーマ21 571円 ISBN4-04-704025-8)※再読
 安心のファシズム?支配されたがる人々?/斎藤貴男(岩波新書 700円 ISBN4-00-430897-6)
 物語消滅論?キャラクター化する「私」、イデオロギー化する「物語」/大塚英志(角川ONEテーマ21 743円 ISBN4-04-704179-3)
 「伝統」とは何か/大塚英志(ちくま新書 680円 ISBN4-480-06196-7)
 戦後民主主義のリハビリテーション/大塚英志(角川書店 1600円 ISBN4-04-883679-X)※再読
 不安の正体! メディア政治とイラク戦後の世界/金子勝、アンドリュー・デウィッド、藤原帰一、宮台真司(筑摩書房 1800円 ISBN4-480-86358-3)

 この間、漠然と感じているのは、これまでは曲がりなりにも通じていた、社会や政治、世界観などを語る際に使う「言葉」が、近ごろはどうにも通じなくなってきていることだ。ネットなどはそれが割合とはっきり出ているのだが、周囲にいる人間と話をする際にもそういうことを感じるようになってきたので、なんでだろう、どうしてだろうとまとまらないまま考えていた。で、ちょうどいい機会なのでまとめて関連する本を読んでみようと思った次第。

 これらの本には、現在の情勢を考える上で非常に参考になる視点がたくさんあった。世界が「物語」の構造で語られるようになったこと=私的解釈ではRPG的に国際社会が説明されるようになったという指摘があったり、たとえば「母性」という「日本人の伝統」とされてきた概念が、明治以降に成立した極めて近代的な概念であることなど、いままで気付かない視点がいくつもあった。
 これだけでわかったつもりになったわけではないが、自分が普段気をつけているつもり以上にいろんな視点があることを改めて確認できたと思っている。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.officemh.com/mt/mt-tb.cgi/125

アーカイブ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 7.9.4

SORAMIMI on the tumblr.

powerd by tumblr.com