日本、アジア王座を守る 決勝で中国に3?1 (共同通信) from goo ニュース
それにしても、こういう完全アウェーの環境で、際どい試合を重ねて優勝を勝ち取った日本チームのメンバーに心からおめでとうと言いたい。冷静に力を出した選手たちは素晴らしかった。この経験はきっとこれからの試合などに生きてくるだろう。
一方。いくら重慶の中国のサポーターのマナー違反が目に余るからって、「だから中国人は」とか「“反日”教育の影響だ」とかわざわざ騒ぐこともないだろう、と思っていた。だってアウェーじゃん、あり得るよ、ああいうことは。以前はもっと酷い状態だったんだから。(サッカーにみるブーイング史 アジアでかつて国歌歌えず from 東京新聞 2004.8.6)
こういう場合に、政府やサッカー協会は、余計なこと言わずに自国のサポーターの安全確保の強化を、って中国政府や中国のサッカー協会、AFCなどに強く要請することをすればいい(まあ実際政府は要請をしていたようだが)。
まあ、現地であのさわぎに遭遇してしまった人たちは、気分はとても悪かったとは思うけど。それと、実際にけがをしたなどの被害を受けたら、それを根拠に相手に損害賠償なり謝罪なりを求める権利が発生するわけだから、それを行使すればいい。仮にそういう事態になったら、今回は国と国との話になるだろうから、政府が中国政府と交渉して決着つければいい話だし。要するに、マナー違反、今後はしないように、ということで終わる話だと思う。
あと、あのような反日感情がどうして出てくるのか、今回「反中国・嫌中国」で騒いでいる日本人はその点に無知または無頓着な人間が多いように見える。外国人が訪ねていった土地でどういう扱いを受けるかは、それまでの歴史の積み重ねによって変わってくる。重慶は、かつての戦争で旧日本軍がさんざん空爆を行ってメチャクチャにした街であることに留意すれば、あのような行動が生まれてくる背景も少しは理解できるはず。(だからって、行きすぎの行為を認めているわけではないから念のため。マナー違反はマナー違反です)
見た目やメディアの報道にあおられて、政治的な問題をからめて感情的な振る舞いをするほうが恥ずかしいよ。たとえば、この御方。