内閣支持、初の40%割れ 不支持も51% (共同通信) from goo ニュース 2004.7.13
3年前の参院選獲得議席66議席から17議席減(!)という「大敗」をしたのに、「与党で過半数確保」を理由に居座りを決め込む小泉首相に対し、「アンタじゃダメなの!」と再度通告したようなものですな。
確かに、改選議席=6年前の参院選結果で比べれば、与野党それぞれの側で議席の移動が起こっただけで、大勢に変化は見られなかった。しかし、今回の結果を評価するのに、6年前の結果と3年前の結果のどちらが適切かと言えば、当然のことながら3年前の方が適切であるだろう。
3年前、自民党は小泉ブームに乗って大勝したが、今回はそのブームが完全に醒め、「低すぎる目標」とまで言われた51議席さえクリアできなかった。参議院の与野党の総議席数にそう大きな変動がなかったのは、自民党に3年前の66議席という「貯金」があったからであり、今回の自民党の「大敗」は3年後の参院選に間違いなくボディブローとして効いてくるはずである。今回、改選数比で大敗したのは共産党だったが、3年後に66議席が改選を迎える自民党がそうならない保証はどこにもない。この参議院選挙とそれに続く世論調査の結果は、これまで幾度となくささやかれてきた自民党の「終わりの始まり」が、いよいよ現実になりつつあることを暗示しているように思える。
しかし小泉自民党は、そういう「本質的危機」をどこまで認識しているのか。
自公、改革堅持を確認 『年金』白紙化も拒否 from 東京新聞 2004.7.12
「最大の敗因」とも言われる年金問題で、方針転換を拒否した自民党。「政局」は意外に早くやってくるかもしれない。