実父から聞いたのだが、実父の住んでいる村で先日「オレオレ詐欺」未遂事件があったそうだ。詳しい内容は聞かなかったが、村のあるおばあちゃんが、息子から金を振り込んでくれと電話で言われ、村の農協まで出向いていったら、当の息子がそこで働いていた、という。村では、「よかったっぺな?お金損しなくて」と笑い話になっているらしい。まあ、そのおばあちゃんの息子が農協で働いていることを知らないヤツだから、犯人は村民以外ということで、とくに犯人探しも力を入れては行われていないようすだそうだ。
話を聞いてちょっと思ったのは、そんなところまで電話をかけなければならないほど「オレオレ詐欺のターゲット」は少なくなっているのだろうか、ということ。それとも、けっこう簡単に出来ることだからって、安易にやるバカモノが増えたのか? いずれにしても、この詐欺に対する警察や行政、金融機関の対応は厳しくなっているから、もうそんなに簡単にできるモノではないと思うのだけど。
そのせいかどうかは知らないが、一時期メディアをにぎわせていた「オレオレ詐欺」のニュース、とんと聞かなくなったなあ。弁護士までやられちゃったから、それを上回る事件がないと取り上げられなくなったか? それとも「鳥インフルエンザ」に視線が変わっていったか。 地方じゃまだまだ被害が出つづけているというのにねえ。